国際災害栄養研究室では、災害時の栄養改善を行い、栄養格差を縮小させ、健康被害を減らすための調査研究を行うとともに、エビデンスにもとづいた後方支援を行い、“エビデンス to アクション” を進めています。
宇宙環境での生活と発災時の生活は、電気・ガス・水に制限があること、集団で生活することや、閉鎖的環境で移動が制限されることなど多くの類似点があります。
宇宙食と災害食にも、常温での長期保存性など、その必要な特性に多くの類似点があります。災害食の宇宙食への応用は、現在の宇宙食をより充実したものにするだけでなく、将来の月面移住や火星探査にむけて災害時のノウハウやエビデンスを活かすことにもつながります。
宇宙での健康管理をする栄養専門職にとって、特殊環境である災害時のノウハウやエビデンスは活動を支える根拠となるため、災害栄養を学ぶことは大変重要です。