文部科学省宇宙航空人材育成プログラム 宇宙専門 管理栄養士/理学療法士(仮称) 育成講座文部科学省宇宙航空人材育成プログラム 宇宙専門 管理栄養士/理学療法士(仮称) 育成講座

実施組織

京都府立医科大学 医学研究科
リハビリテーション医学教室

教育内容

これまで京都には医学部学生や若手医師がリハビリテーションを系統的に学べる場がありませんでした。リハビリテーションに関する教育や研究を通し、人材を育成することは本教室の重要な役割です。大学院生の研究指導も含め、教育システムの構築を行っています。リハビリテーション専門医の育成については、新専門医制度における基幹施設としてプログラムの準備を進めています。また、リハビリテーション医療現場の最前線の医療従事者に対する教育、一般市民への啓発などについても、幅広く活動を行っています。

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1.医学部学生の教育カリキュラム

2015年度から医学部4回生(2021年度から3回生)に対する系統講義を開始しました。総論では、リハビリテーションにおける診断や評価法、急性期・回復期・生活期の各フェーズのリハビリテーション、各論では、運動器、脊髄損傷、脳血管障害、摂食嚥下障害、心臓および呼吸器のリハビリテーション、義肢装具、ロボットリハビリテーションなど、幅広いリハビリテーションを網羅しながら8回にわたって講義しています。

5回生の臨床実習も2015年度から担当しています。リハビリテーション医学の特徴のひとつは、障害の程度を総合的に評価しながら治療を行うことにあります。このような視点を身に付けられるように、学生には各々症例を割り振り、診察、評価からリハビリテーション処方までを学んでもらっています。また、京滋地区の第一線の病院で活躍されている先生方に、臨床教授や客員講師としてリハビリテーションの実際や回復期・生活期のリハビリテーションの現状について教育をしていただいています。

2.大学院生の教育カリキュラム

研究テーマに基づいて行います。

3.リハビリテーション専門医育成のカリキュラム

新専門医制度では、リハビリテーションは基本領域に含まれています。当教室では、基幹研修施設として、日本専門医機構と日本リハビリテーション医学会の指針に準拠して、京都・滋賀の研修病院、関連施設と連携した3年間のリハビリテーション専門医育成プログラムを準備しています。今後も研修病院、関連病院との連携を密にし、充実した研修プログラムを作成していきます。

専門医研修プログラム

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京都府リハビリテーション教育センター 実践セミナー

4.京都リハビリテーション医学研究会の運営

京都リハビリテーション医学研究会は、2004年に発足した京都リハビリテーションフォーラムを前身として、2014年1月に設立されました。リハビリテーション医療に関する研究と教育を目的とし、年1回の学術集会開催、研究活動、会誌発行などの事業が行われています。当教室は、日本リハビリテーション医学会近畿地方会、京都府、京都市、京都府医師会などの協力の下に、研究会事務局を運営しています。

京都府リハビリテーション教育センター 座学研修会

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