脊髄障害患者に対するバランス訓練支援ロボットと、脳血管障害による片麻痺患者に対する歩行訓練支援ロボットを導入し、関係病院と多施設で臨床研究を行ってきました。これらを用いた先進的なリハビリテーション治療の研究を行っています。歩行訓練支援ロボットは、研究だけでなく臨床にも大いに活用しています。
脳血管障害による上肢不全麻痺に対し、診療ガイドラインでは電気刺激療法が推奨されています。家庭でも使用できる携帯型電気刺激装置を京都府下の企業と開発し、共同研究を継続して行っています。
本学では、健康長寿のまちとして注目を集めている京丹後市において、健康長寿の秘訣を探るため長寿コホート研究を行っています。本教室も文科省の科学研究費を得てこの研究に参画し、活動量計を用いて長寿検診受検者の生活を分析し、各種のデータとの相関について解析を行っています。
近年注目を浴びている筋力減少(サルコペニア)について、心疾患や関節リウマチなどの疾患との関連について解析を行っています。
厚労省の科学研究費を得て、生活期のリハビリテーション治療の実態を調査し、有効な手引きの策定を行っています。
消化器外科のがん患者の術前リハビリテーションの有効性について、様々な角度からせまる研究を準備中です。