文部科学省宇宙航空人材育成プログラム 宇宙専門 管理栄養士/理学療法士(仮称) 育成講座文部科学省宇宙航空人材育成プログラム 宇宙専門 管理栄養士/理学療法士(仮称) 育成講座

実施組織

徳島大学 医学部 医科栄養学科
生体栄養学分野

組織概要

写真
二川 健
国立大学法人徳島大学
医学部 医科栄養学科 生体栄養学分野 教授

徳島大学医学部 医科栄養学科 生体栄養学分野では、長年の蛋白質・アミノ酸栄養の研究の歴史を踏まえ、遺伝子から被験者の実験まで幅広い研究システムを備えており、ストレス応答の分子機構から長期宇宙空間での滞在に備えた宇宙食の開発など時代の先端を担う研究をおこなっています。

近年、将来の火星における有人活動も視野に入れ、より長期間の宇宙滞在を可能とするためには、宇宙環境で生じる生体障害を軽減する「機能性宇宙食」の開発・応用が必要です。宇宙環境で懸念されるリスクを軽減する手段としての「食」の重要性に着目し、長期宇宙滞在を可能とする宇宙食(機能性宇宙食)を「骨量の減少」「筋萎縮」「酸化ストレス(被ばく)」「味覚異常」に焦点を当てた研究を進めています。

徳島大学医学部 生体栄養学分野は、日本で数少ない医学部に所属する栄養学研究機関のため、徳島大学病院と連携した機能性食品の臨床治験が可能です。臨床試験を通じて、月・火星探検など、人類が長期に宇宙空間で活動する上で障害となる問題の解決を目指すほか、地上に暮らすヒトへの応用が期待され、超高齢社会を迎えるにあたり、寝たきり等の大問題の解決、災害時の生活支援にも貢献します。

これらの研究を加速するため、宇宙栄養学を専門とする研究機関「徳島大学 宇宙栄養研究センター」を設立しました。研究に加え、継続的な宇宙栄養学者の養成もおこないます。機能性宇宙食の開発で得られたノウハウを、抗老化食や災害食などに応用し、超高齢社会や災害の多い日本の国民の健康の維持増進のための有用な人材を育成していきます。

徳島大学 医学部 医科栄養学科
生体栄養学分野

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